起承転結とは違うストーリー構成、それが「序破急」です。
基本的にハリウッドなどで使われている手法です。
アメリカスイタイルの「序破急」
序破急は、スリーアクトストラクチャーと呼ばれる三幕構成のことを言います。
ストーリーの始まり「序」
ストーリーの始まりであり、起承転結の起にあたります。
世界観となる情報を詰め込み、主人公やどんな漫画なのかを読者に理解させます。
そして、物語が動き出すイベントをねじ込みます。例としては推理モノの死体発見です。
アクションポイントが決めての「破」
起承転結の承にあたり、おなじく一番長いパートになります。
無駄な情報や伏線、ストーリのテンポのバランスなどが重要視されます。
そして、この「破」ではストーリーを複雑にする必要があります。例としては、推理モノの証拠集めからの新たな謎など。
「破」では「急」につなげるために、劇的なアクションポイントを用意しストーリーを急加速させます。例としては、サスペンスもので仲間が拉致され救出に向かうなど。
怒涛のラストスパート「急」
起承転結でいう転と結を合わせたクライマックスが「急」になります。
ストーリーの絶頂であり、最も盛り上がるパートであり、序と破はこのための積み重ねと言ってもいいです。
急展開でストーリーが進み、主人公に最大のピンチが訪れ乗り越え、物語の終焉を迎えます。例としては、推理モノの主人公と犯人の一騎打ちからの逮捕。
例がどれも推理モノやサスペンスで申し訳ないですが、最も説明しやすい気がしたのでw
結局のところ起承転結と考えは一緒
考え方としては起承転結とほぼ同じです。
ただ、テンポ的には序破急の方がスピーディに展開させられるとよく聞きます。
ハリウッド映画ってポンポン展開されていきますしね。
起承転結か、序破急か、漫画のストーリーを構成しやすい方を使うと良いと思います。
どうも、ぷ~ちんです。
自分のスタイルに合う漫画の描き方を確立できるのがやっぱりベスト!