小技テク!物語の最初でよくある「引っ越し」が読者を惹き込む理由

映画や漫画、そういった作品を見てて引っ越しで新しい土地に行くというシーンを見たことがある人は多いと思います。
実は、引っ越しには読者を物語に惹き込む力があるんです!

引っ越しは主人公にとって全てが新しい体験になる

まず、主人公にとって生活環境がガラッと変わり、心機一転して物語が進んでいくことになり読者を感情移入させやすいです。

読者が主人公と同じ目線に立てる

これこそが読者を物語に惹き込む最大の魔力となります。

漫画の主人公も引っ越してきてまったく新しい体験をするわけですから、読者自身が主人公という仮の姿を借りて世界を楽しむことができるんです。主人公の目に映るもの=読者の目に映る、という公式が成り立ちます。

ここでの体験は全て主人公にとって新鮮で、驚きや苦悩、出会い、そういったものの連続になります。

序盤で必須の出会いを作りやすい

出会いはストーリー序盤、起承転結の”起”で組み込む必須のファクターです。

新しい土地となるとどんな形でも出会いの場を作ることができ、隣の家の人だったり、学校の子だったり、などなど融通が効きやすいです。

ジブリはいっつも引っ越してる

ジブリと聞いて知らない人はいないかな~と思います。トトロやらラピュタやら子供たちが大好きなアニメーションを作っている会社ですね。

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トトロを思い浮かべると、さつきとメイの家族は母親の病院が移るため(だったはずw)田舎へ引っ越してきます。そこでオンボロ屋敷でまっくろくろすけと出会い、森の奥ではトトロと出会い、不思議な体験をしていきます。この時、物語を見ている人たちは、夏休みを田舎の森で満喫しているような、そんな気分になります。まぁ、個人的にジブリはあんまり面白いとは思いませんがw

インサイドヘッドも参考になる

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他にもピクサーのインサイドヘッドも引っ越しから始まり、心機一転スタートを切るのですが…。こちらは苦悩がすごく上手に描かれています。思春期の女の子が友達と別れ、新しい場所で上手くいかないという、子供の悩みと成長が描かれています。メインは女の子の頭の中のキャラクターなので、女の子の苦悩が主人公たちの障害となっています。

というわけで、物語の始まりを引っ越しにすることで読者を感情移入させやすいというお話でした!
何か、序盤の展開に困ったときは、漫画の主人公たちを引っ越しさせスタートを切らせるのも良いのではないでしょうか。

どうも、ぷ~ちんです。

読者に感情移入させるのにとっても便利な技です。と言いながら僕は使ったことはないですw