必見!少女漫画の定番には漫画の始まりに必要な要素が全て詰まっている!

誰もが知っているであろう少女漫画のワンシーン”遅刻しそうな女の子が走っていて角を曲がったら男の子とぶつかる”というもの。実はこれ、漫画の始まりに必要な要素が全て詰まっているんです!ホンマこれ考えた人すごい!

少女の漫画の定番の始まりが何故すごいのか?

では、その”遅刻しそうな女の子が走っていて角を曲がったら男の子とぶつかる”に一体どんな要素が詰まっているのか?どこが漫画の始まりに重要な部分なのか?順を追って説明していきます。

主人公の性格が一発でわかる

遅刻しそうで、トーストくわえて、通学路を走る女の子。定番ですね。

まず、この要素だけで、おてんばでおっちょこちょいなのがわかります。素直だけどちょっぴり抜けていて可愛らしい、でも遅刻したらやばいと思う真面目な性格。

主人公である女の子がどんな人物なのかがわかります。これは起承転結の起で必要な要素で、どんな主人公なのかを説明しています。

男の子との出会いがある

角を曲がったら男の子と衝突!定番ですね。

この要素では起承転結の起に必要な出会いがあります。

これは少女漫画なので女の子と男の子の出会いですね。刑事モノであれば新しく組む相棒とかです。

ギャップのために悪い印象を与える伏線

物語で必須の衝突も描かれています。ぶつかった男の子は少し冷たくて、手を差し伸べなければ、声もかけず立ち去ってしまう、それに対して主人公の女の子は「な・・・なによアイツ~・・・」みたいな嫌な感情が生まれます。定番ですね。

そして、転校生で同じクラスという。しかも隣の席。教科書も忘れやがる。

最初はすっごい嫌な男の子だったんだけど、関わっていくうちに実は優しくて良い奴だったという物語の展開をみせれば、主人公と読者はそのギャップにやられてしまいます。

最後は、男の子はあのぶつかった瞬間から女の子のことが好きで声もかけれず立ち去ってしまったという真実をしれば胸キュンでしょう。つまり、あそこの衝突は物語の告白というクライマックスの伏線だったというわけです。

始まりは主人公を走らせると惹き込まれる

人が必死になっている姿って素敵なんですよね。それがこれです。

今回は遅刻しそうで走っている女の子というもので、主人公が一生懸命な姿に読者が惹かれるというもの。最初は走っている姿だけで「なんでこんな必死なんだ?」と思ってたところ、主人公の女の子がやばいやばい遅刻~!みたいなことを口走ったりすると「あぁ、こいつ遅刻しそうなんだ」と読者の頭はシフトしていきます。

よく漫画の始め方が決まらないと悩んだ時は「キャラクターを走らせろ!」と言われてます。頑張って流れる汗というものは素敵なのです。

というわけで、少女漫画の定番のシーン”遅刻しそうな女の子が走っていて角を曲がったら男の子とぶつかる”に詰め込まれている漫画の始まりの要素でした。漫画を描いていてスタートダッシュが上手くいってない人などは参考にしてみるといいかもしれません。

どうも、ぷ~ちんです。

鉄板というのは素晴らしいということ。誰が考えたかは知らないけど、この少女漫画の鉄板は本当にすべてが詰まってます。