横浜の点滴殺人事件の詳細と考察

横浜市の病院で男性患者2名が中毒死した事件が話題になってますね。
死に至る量の異物が混入されていて、殺人事件と警察が断定し動いてます。

界面活性剤(消毒剤)が点滴に混入されていた

殺害されてしまったのは80歳以上のご老体2名。現場は大口病院の4階で同じ部屋。同時に界面活性剤が点滴に入れられたんでしょうね。

界面活性剤ってなに?

水と油を混ぜ合わせる働きを持つ物質のことを界面活性剤といいます。
人体にもあり、必ずしも体に悪いものではないのですが、今回の殺人事件では合成界面活性剤という人工的に作られたものを点滴されてしまったために中毒死になったと考えられます。

使われたのは合成界面活性剤

石油などの原料で人工的に作られたのが合成界面活性剤です。
洗浄や乳化、保湿などの日用品から化粧品と幅広く使われていて、毒性が強く、浸透性と残留性が高いとのこと。

合成界面活性剤の種類は3000種類近くもあると言われています。そのうちの1つである消毒剤が使われたようですね。

合成界面活性剤の恐ろしさ

まず皮膚などをくぐり抜け血液に侵入し血管を通って体全体に浸透していくのです。本来、皮膚は有害な物質から守るようにできているのですが、それを通り抜けるとなると恐ろしい。

人体にどのような影響を与えるのかというと・・・

  • タンパク質を壊す
  • 体内で吸収されると肝臓でも分解不可能
  • 肝臓の細胞を破壊し、肝機能障害やガンを起こす原因になりうる
  • 肌に残留しやすく、皮膚がヌルヌルしている感触がする

体内に入ってしまったらと思うとゾッとしますね。

50個以上の点滴袋に穴が開いていた

ナースステーションに残されていた点滴袋に穴が開いていたとのこと。しかも50個以上。

50人以上亡くなっている

ここ最近、横浜市の大口病院では50人以上亡くなっているとのこと。数字的にドンピシャなのが恐ろしい。変死とわからずに亡くなってしまった方も大勢いたかもしれないということになりますね。

実際、病院で毎月どれほどの人が亡くなるのかはわかりませんが、50人という数字は多いんじゃないかなと勝手に思ってます。点滴殺人という裏もありますし。

警察の見解

重症患者ばかりを狙って消毒剤を点滴に混入した可能性が高いとみて捜査しているそうです。

内部関係者が犯人だと思う

消毒剤、注射針?による点滴への混入、重症患者がわかるという事実。この3点から内部の人間が犯人じゃないかなと思います。点滴袋に50個以上穴が開いていたという犯行の機会の多さからも、外部からの可能性は低いんじゃないかな〜と。

重症患者ばかり狙うシリアルキラーなところが何とも映画やドラマっぽいですね。安楽死させる気持ちで犯行を重ねているのか、老人たちを入院させて満室で世話するのが不満で犯行を行っているのか、動機は犯人しかわかりません。

ここまで事件が明るみになった以上、犯人逮捕も近そうですし、その時真実が明かされるかもしれませんね。

どうも、ぷ~ちんです。

ニュースだと深いところまで知ることができないので酷い事件で終わってしまうことが多いですよね。どんな思惑があったのか気になります。

画像引用元:http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2879021.html