テレビなどで自爆テロの報道がされる時にTATPという言葉を耳にしたことがあるかと思います。そのTATPという爆薬に関するメモを書き記した記事になります。
TATPってそもそも何?
TATPは、別名「過酸化アセトン」と呼ばれ、アセトン・過酸化水素水・塩酸・硫酸などから作れる爆薬。日常で手に入る原料で作れる高性能爆薬なため、テロや事故が相次いでいます。
TATPの特徴
ちょっとしたことで爆発するデリケートなやつです。
衝撃、火、熱などで簡単にドカンといきます。
密閉されていなければ炎の塊になるだけですが、密閉されていると爆轟となって襲いかかります。
それぞれの薬品の入手方法
- 過酸化水素水は消毒薬なんかとして売られています。が、濃縮された高純度のものは、そう簡単に手に入りません。そこで、自分で濃縮された過酸化水素水を抽出する必要があります。
- 硫酸も薬局などで身分証を提示し使用目的を書類に記入すれば売ってもらえます。犯罪を考えていると、ここで足がつきやすい。ミステリーなどの捜査において犯人の手がかりになる部分ですね。
- アセトンは、マニキュア落としの成分として含まれています。
TATPはとにかく不安定
とにかく不安定で、ちょっとしたことで爆発するため、生成中の事故や爆発させるまでに危険が伴います。ちゃんとした研究施設でも事故が起きるくらいですから、不安定で危険な薬品なんだと認識させられます。
漫画で使いやすい爆弾
入手が容易いことや危険が伴っているあたりが漫画としてはスリリングなネタですね。
一般人が生半可な知識で巻き起こす爆弾の事件で、成分などを検証し入手ルートを辿って犯人にたどり着くというベターな展開がパッと頭に浮かびます。

どうも、ぷ~ちんです。
爆弾って派手な演出ができるので好きですが、その構造となると理解するのに苦労します。