漫画界ではかなり大きな事件だったんじゃないでしょうか。原稿を紛失してしまった小学館を訴えるという内容でしたが、それ以上に様々なものが明るみに出た事件でした。
漫画家の扱いが明るみになった事件「小学館問題」
ここは編集部や担当などで一長一短だとは思いますが、小学館の闇が露呈した事件でしたね。
連載の引き延ばしから始まる
これはよくある話しですよね。人気漫画は売れるため、どんどん引き延ばして長期連載へと持ち込むもの。
相当なストレスが漫画家にかかり、幽遊白書を描いていた冨樫先生はうつ病になって潰れてしまったのは有名な話。
もちろんガッシュの作者である雷句誠先生も相当なストレスを抱えたと語っています。
様々な事件で爆発
有限会社にした時に契約変更を税理士の文書から申請したのですが、ノータッチのまま一年以上経ってしまい税務署に指摘されてしまったり…。
編集者の見当違いなアイデアを何度も押し付けられたりして限界点を突破し、アシスタントに怪我を負わせたり、自分の手を机に叩きつけて複雑骨折するなど相当参ってしまっていたようです。
アイデアの押し付けは、どうやら編集者の人があまり自分の漫画を読んで理解してくれなかったのが原因で起こったみたいですね。
原稿が紛失していて提訴
金色のガッシュベル!!の連載終了を確約して、小学館から原稿が返ってきたのですが、そのうち5枚のカラー原稿がなくなっていることがわかりました。
チャリティーオークションなどに原画を出品し、値段を決め慰謝料を含め330万円の損害賠償を請求しています。
また、陳述書をブログ上で公開したり、世間の関心を集めたのが大きな事件となった原因ではないでしょうか。
最終的に小学館は、255万円を支払うと共に謝罪することで和解しました。
ちょっとやりすぎた?
世間では同情や正義感あふれる姿に感銘を受けている人が大勢いました。僕自身も向き合いたくない現実と戦っててすごいなと思ってます。
しかし、一部ではやはりやりすぎなのではという意見も聞きます。
原画の値段を知るためにチャリティーオークションに出品したり、ブログで編集者の実名を公開して誹謗中傷したり、アシスタンを殴りつけるなどなど。怒りが頂点に達していたとは言え、そこまでやってしまうか…と言った話しを耳にします。
編集者の誰とも気が合わなかったり、友人関係があまりないなど、雷句誠先生が付き合いにくい人だったのではとも言われています。僕自身会ったことはないですし、飽くまでも噂です。
大きな事件として注目を集め小学館の闇を暴きましたが、雷句誠先生のイメージダウンにもつながってしまいました。
今でも悩みのタネとして残っている
どうやら、この小学館問題が終わった後でも雷句誠先生は悩んでいるようです。
雑誌記者から小学館問題についての何度もオファーがくるそうです。当たり前ですが、本人としては忘れたいことのようで触れて欲しくないのですが、友人などの名前も語って取材にかこつけてくる記者もいるようで未だに頭を悩ませているそうです。
編集部や出版社と、どうやって折り合いをつけていくか難しいなと考えさせられる事件でした。
こちらに詳しいインタビュー内容があります

画像引用元:
https://matome.naver.jp/odai/2137213831477757401
どうも、ぷ~です。
小学館って問題が多いイメージですが、仕事なので折り合いがつかない時もあるのでしょうね。