スカイハイ 天間荘の三姉妹、生きるとは何か、家族とは何か、高橋ツトム節が炸裂した感動作

スカイハイと聞けば知っている人も多いかと思います。釈由美子が主演を務めた、少しドロっとしたヒューマンドラマですね。

スカイハイ、新章、カルマと続いて天間荘の三姉妹がシリーズとして登場しました。まぁ、イズコさんはオマケみたいなもので、三姉妹にフォーカスを当てて物語は進んでいきます。

3.11をテーマにして深く突っ込んでいる漫画

3・11の地震は、日本における大事件ですよね。そんな自然災害で亡くなってしまった人たちのために捧げた漫画と言えるでしょう。かなりデリケートなテーマなので、作者である高橋ツトム先生も悩んだのではないかと思います。僕は高橋ツトム先生の漫画が好きなのですが、自分の心を揺るがすことを描かずにいれないと言っていたのをどこかのインタビューで見ました。元々、スカイハイはくだらない事件を起こすバカどもへの怒りから生まれた漫画だと言います。しかし、今回は悲しみから生まれたのではないかと思います。

スカイハイとしての設定を活かしているのと、3.11に突っ込んだ内容なのでかなりダイレクトに人間がドラマが伝わってきます。

天間荘の三姉妹を読んで感じることは1つ…生きるとは何かです。そして、そこに複雑な家族関係や人々の思いが絡みドラマが展開されていきます。

読み終わった後、僕は「…頑張ろう」と自然と思いました。

生きることに悩んだ人に読んでもらいたい

スカイハイシリーズに言えることですが、生きることに悩んだり、自分に自信がない人に読んでもらいたい漫画だと僕は思ってます。

人間にはそれぞれ隠れた思いがあり、距離を取りながら、時には思いっきり近づいて、お互いを認識していくという、そんな作者本人の哲学のようなものも感じ取れます。

漫画を考えながら読まず、ただ単に読んだだけで色々と感じさせてくれるので、僕はスカイハイ天間荘の三姉妹が大好きです。

自分自身の道を失ってしまった時に、きっと僕はまたページをめくることでしょう。

どうも、ぷ~ちんです。

超デリケートな問題にツッコんでいて、よく描いたな~というのが第一の感想。そして面白かった!