漫画に面白味がないと感じた時のチェックすべき3つのポイント

漫画のネームなどを描き切った時とかは何とも気分がいいもの。しかし、読み返してみて面白くないかも・・・と思った時は練り直しが必要になってくるわけです。

そういった時にチェックすべき要点をご紹介!

自分の漫画のどこがつまらないのかチェックすべき3項目

疑問に思ってなくても一応チェックしてみると、自分じゃ見えなかった部分があったりするので僕は毎回しとります。もちろん人間なので抜けるところはたくさんあるわけだが・・・。理想は他人にも見てもらうこと。同じ立場である編集担当さんに見てもらえると尚良い。

キャラクターが完璧すぎない?

完成しきっているものほどつまらないものだよね。人間は変化を楽しむ生き物だと思うし、何より想像を楽しむものだと思う。完成品にそういったポイントは一切ない。

これはキャラクターにも言えて、最初から完璧な主人公が全てをこなしてしまうと”出来て当たり前”となってしまいハラハラしなくなってしまう。

なんでもできてしまう主人公が登場する漫画に「坂本ですが?」というのがあるけど、個人的にあれはギャグ漫画だと思うので例外かなと。ただ、周りの感情などは変化していってるので、そういった意味でドラマチックではある。

主人公は序盤から変化の軌道を描けているか

主人公というキャラクターの変化を序盤から描いておく必要がある点に注意。これは最後に成長したぞ、というのを読者にダイレクトに伝えるために必要なこと。

例えば、バック・トゥ・ザ・フューチャーの主人公は腰抜けと言われると反発し、喧嘩を起こしたり無茶をしまくるマーティがいる。それが災いして色々なトラブルに巻き込まれていくんだけど、最後は挑発を涼しい顔をしながら受け流すことができ、危うく事故に巻き込まれるところを回避できる。

そういったスタートとゴールを明確にして読者に見せていく必要があるのです。

行く手を塞ぐ障害はあるか?

成長に不可欠なのが障害や問題といった主人公への試練。これらがないのに主人公が成長しちゃってたら、読者は感情移入することができない。

人って何かとんでもない問題などに直面した時に、苦労を味わって、考えが変わり、成長するものだと思うんだよね。何もないのに考えが変わるとか、お前に意志はないんかーい!流されてるんかーい!と激しいツッコミを入れてやりたくなる。

と、まぁ無意識にできている人の方が多いと思いますが、物語における大きなチェック項目としてはこんなところかなと。キャラクターのバックボーンとか、ミッドポイントによる展開とか、細かい部分をあげてしまうとキリがないので、最も大事であろう物語の土台の部分をメインとしてチェックする項目でした。

どうも、ぷ~ちんです。

どんなに作り込んだつもりでも、自分以外の人が漫画を読んだ場合に説明不足だったりすることはよくあること。恋は盲目なのです。アドバイスくれる人は貴重。