漫画などで大事な部分を”あえて”見せない演出を活用しよう!

漫画や映画の手法で見せないという演出方法がありますよね。あれって効果的で、読者をわくわくさせる演出なのよ!

見えないからこそ読者は楽しむ

全てを見せない演出って特にホラー映画に多いかな。よく殺人鬼に追い詰められた女性が叫び声を上げるんだけど、影だけだったり血しぶきだけだったりするのをよく見るはず。

これって見ている側の読者は、何が起こったんだ!とか、本当に死んだ?とか、そういった色々な思考が自然と頭の中を飛び交うんですよね。

伏線とミスリードのどちらも行うことができる

この見せない演出は伏線やミスリードとして活用しやすいという利点がある。

先ほど説明した「何が起こったんだ!?」というように謎めいた見せ方をすることで伏線としての役割を果たすことができるわけです。

そして、「あいつ死んじゃったよ!」と思わせミスリードし、実は生きてて助けにくるなんていう展開ができちゃったり。

なので、意外と万能で使い勝手の良い演出なのよね。しかも漫画の読者自身に想像させ楽しませるというオマケまでついてくるから至れりつくせり。

全部見せると意外と怖くない?

ホラー映画で殺すシーンの演出を一つ一つ描いてるものに面白い作品は意外とない。有名な作品はどれも”あえて”見せない演出を使ってるのよね。

全部見せてしまうと読者自身が想像することがないため、ただゾッとするだけで終わっちゃうのが悲しい。

だけど、よくわからない道具が登場していて、殺すシーンを見せなかったとしたら・・・一体何をされるんだという恐怖が頭の中をぐるぐる回るわけです。

つまり、読者自身が考えうる最大限の恐怖を”あえて”見せないことで実現しているってことになり、作者が仕掛けた以上の効果を発揮する場合が多いんです。

どうも、ぷ~ちんです。

単純に倫理的な問題で映像化できなかっただけかもしれないけどwそれでも効果的な演出だと思うので覚えておいて損はないと思ってます。