漫画を大ヒットさせるのは編集者の力が9割って本当?

漫画を描いていて大ヒットを夢見ない人はいないでしょう。自分の漫画が絶賛され、アニメ化、映画化などを考えると胸が踊ります。
しかし、大ヒットさせるには漫画家1人の力では無理なのです。編集者というパートナーがいてこそなのです!

漫画における編集者の力!

編集者は出版社に何人もいて、持ち込みなどをしたときに自分に担当としてつきます。そのため「担当」などと呼んだりします。この担当と反りが合うかどうかが大事。編集者も人間なので好きな漫画や創りたい漫画があるのです。

大ヒットさせるのに編集者の力が9割占めると噂されているのは大げさかもしれませんが、ボク個人としては5割くらいかな~と思います。漫画を描く漫画家、調整してよりよい作品にする編集者、この二組が揃って初めて傑作が生まれると思います。

ネームで話し合う時もあれば、プロットの段階で話すこともあり、さらには原案をしてくれる時もあります。もちろん絵のタッチなどの論議もあります。お互いに意見を出し合って、面白いと思った漫画を創っていきます。編集者は漫画家にとって第一の門であり、その先に編集部の門があり、最終的に読者にたどり着きます。

漫画を1人で描くのは最初の頃だけで、世間に持ち出すと様々な人が関わり、1人だけの作品ではなくなっていきます。その中の大きな柱が編集者であり担当なのです。

担当さんと二人三脚してみる

編集者漫画を描いていると担当さんの悪口をいう人が多いです。仕事上の関係ですし、まぁ愚痴くらいは出ますよね。

しかし、中にはミステリアスな漫画を描いて持って行ったのに、ラブコメの話しかしないような編集者もいますw
が、少し歩み寄ってみるのもいいんじゃないでしょうか。この場合だと、自分のジャンルに縛られず、ラブコメを描いてみると意外な発見ができます。
と、まぁこれは自分の実体験です・・・w結局、君にラブコメは無理だね!と言われましたw

大ヒットを出す編集者は本当にいる

編集者編集者はダイヤの原石を見つけるだけでなく、石をダイヤに磨き上げるようなこともします。つまり漫画家を鍛えるということです。持ち込みをして、漫画をつまらないと跳ね除けられて、毎週毎週ネームを描いてこさせられ、なんでこんなにも理不尽なんだと嘆いてしまいたくなる仕打ちがあります。しかし、それは見込みがあると思って頑張ってみましょう。見込みがなければ連絡さえとってくれません。

例を上げるとジャンプの編集者「鳥嶋和彦さん」という人がいます。ドラゴンボールの鳥山明先生、ウイングマンの桂正和先生などを発掘し育て上げ大ヒットさせました。漫画だけでなく、堀井雄二さんをゲーム業界へ導きドラゴンクエストを生み出させるなど、人を見る目がある人物です。漫画業界では、鬼の編集者などと呼ばれていて、少しでも気に食わなければボツにしたり描き直しにしたりした伝説があります。

どうも、ぷ~ちんです。

息の合う編集さんと出会えるとより一層漫画の制作が楽しくなります!