秘密を主軸に描く漫画は読者との間だけにするのが大事

秘密を描くと一言で言ってもイメージしにくいと思うので、ちょっと例を取り上げながら紹介していこうかなと。

秘密は主人公と読者だけのもの

誰もが知っているドラえもんの映画でよく使われてるのがこれ。宇宙からの謎の来訪者だったり、恐竜だったり、時空の歪みからやってきた人間だったり、そういった秘密の存在が毎回登場しよる。

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ここではのび太の恐竜を例にとって紹介していこうと思います。

主人公たちの間だけにおける秘密

のび太の恐竜では、ひょんなことから恐竜の卵の化石を見つけて孵化させ、苦労しながらも育て上げていくというストーリーが展開されます。

この秘密を知っているのはのび太とドラえもん、そして一部の友達だけ。

この秘密は読者とも共有され、バレちゃマズイというスリルと神秘的な魅力を味わうことができます。

みんなが知っていては秘密じゃない

現代で恐竜なんかが見つかったら、それはもう大騒ぎで大変よね。マスコミなどが物語で介入してしまうと、読者と主人公だけの秘密ではなくなってしまうのが問題。

こうなってしまうと一気にリアリティがなくなってしまい、全世界の人が知っているとなると秘密ではなくなり、夢の世界が崩れて魅力がなくなってしまうのです。

なので、人知れずそういったことが起きているというように仕向けることが大事。

そしてドラえもんのび太と恐竜では、マスコミなどの危険に晒されそうになる前に、ちゃんとした時代に恐竜を返すことで秘密はなくなり解決します。

秘密にしなければいけない内容であれば、人知れずひっそりと物語を展開していくことを頭に入れておくといいと思うのです。

どうも、ぷ~ちんです。

ETもかなりわかりやすいです。スティーブン・スピルバーグはやっぱり半端ない。