漫画だけじゃない!持ち込みで作者自身を編集者がチェックする4つのポイント

漫画を描いていれば編集者といつか打ち合わせをすることになります。持ち込みはプロの漫画家への第一歩とも言うべきスタートラインです。
そこで、編集者は漫画作品だけでなく作者のこともチェックします。

編集者は漫画作品だけでなく、描いた本人もチェックする

漫画は基本的に編集者と漫画家の二人三脚で作られていくものです。そこで、編集者はこの人と一緒にやっていけるだろうか?という部分もチェックします。しかし、漫画を描き続けていくために必要な部分でもあります。

漫画を描くやる気、愛はあるか

どんなに漫画が素晴らしくても描き続けられる能力がなく、納期を守れそうにない人とは一緒に仕事はできません。

自分は本当に漫画家として食っていきたいんだという気持ちで望まなければいけません。編集者も1人の人生を左右する大きな決断をしているわけですから、こちらもふざけた態度はとれないということです。
担当さんがついたら、漫画やネームをバンバン持ち込みに言って情熱を伝えましょう。

指摘された以上のことをやってのけられるか

漫画を持ち込めば当然ダメ出しをされ、直しという作業が待っています。これはより良い作品を作るための重要なポイントなので落ち込むことではありません。人格などを否定されない限りは、自分のことを思って言ってくれているものだと受け止めましょう。

そして、そのダメ出しの直しをそのまま修正するのは当然ですが、それ以上のことをできたらベストです。編集者はそこに伸びしろを感じ、この人と一緒に漫画を作ってみたいと思います。

ダメな部分を直そうにもなかなか上手くいかない時があります。僕はキャラクター作りが甘いと言われ、何度も何度も注意され、ようやくコツがつかめました。その都度、意識しながら漫画を描くことで進歩していっているものだと思います。ただ描くのではなく、意識しながら描く、ダメな部分を改善していくにはこれが大事だと思います。

ダメな部分を直せなくても、長所を伸ばしてカバーすることもできるので、指摘された以上のことをやるにも色々な方法があります。

指摘された以上のことをやってのけるのはなかなか難しいし、自分じゃ確認できないものです。迷ったらとりあえずネームなりプロットをもう一つ持参していくといいと思います。

コミュニケーション能力

やはり社会人として最低限のマナーは大事です。編集者は言わば仕事仲間になるわけですから、しっかりとした人格の持ち主である必要があります。漫画が魅力的でも作者がダメでは仕事として成り立たないというわけです。

自分自身のカラーを出す

漫画は言わば作者の写し身です。自分はどんなものを描きたいのか、好きなものはなんなのか、そういった嗜好は漫画にパワーを与え読者や編集者に伝わります。

初めて持ち込みに行けば編集者は「新しいネームを読んでみたい」「どんな漫画を描いてみたい?」など新しい作品について必ず聞いてきます。ここで、やる気と情熱と嗜好をチェックするわけです。

漫画作品だけでなく、作者自身も持ち込みではチェックされるので失礼のないようなマナー、漫画に対する情熱などを伝える必要があります。

どうも、ぷ~ちんです。

社会人としての振る舞いを忘れないようにしましょう。