ギャグ漫画に習うキャラクターの心理術!応用して読者の心をつかめ!

ギャグ漫画に必要なのは客観性です。
バトル漫画を描きたい人やSF漫画を描きたい人でも覚えておくと、読者の深層心理を理解することができ役立つ場面は多いです。

アップショットとロングショットを使いこなす!

専門用語にアップショットとロングショットというものがあります。
なんじゃそらって感じの言葉だと思うので説明していきます。

アップショットとは?

アップショットとは、キャラクターのことを親身に考え身近に感じさせます。
目の前で起きていることであれば、人間は身近に感じてしまうという心理です。

これだけだとちょっとわかりにくいですが、後ほど例を述べます。

ロングショットとは?

ロングショットとは、他人事のような一歩引いた感じに映します。
出来事を一歩引いた形で見ている状態の心理です。

こちらもわかりづらいので、例を上げて説明していきます。

例えば人が転んだら

もし、雨の降った駅で目の前の人が転んでしまったら、大丈夫かと心配するものだと思います。
この、目の前で転んでしまった人の心の奥底まで入り込んでいくのがアップショットです。

逆に、テレビ画面で同じように転んだ人を見たらどうでしょうか?
完全に他人事となり笑ってしまうかもしれません。これがロングショットです。

こういったアップショットとロングショットを使いこなすことで、漫画を読んでいる読者に今の場面を効果的に伝えることができます。

もう一つバトル漫画で考えてみると、主人公が怒りを感じているシーンを顔のアップにすれば、迫力がでますし主人公の気持ちになって感情移入しやすいです。
逆に主人公が怒っているシーンを引きで演出すると、敵サイドの視線となり読んでいてゾッとする恐怖を覚えます。
と、言ったようにアップとロングを使い分けることで自分がどういった演出をしたいのか、どんな流れにしたいのか、どう感じさせたいのかが可能になります。

白黒のサイレント映画ですが、チャップリンがこの手法を上手く使っています。

どうも、ぷ~ちんです。

この技法を知った時は奥が深いなぁ~と思ったものです。