ギャグ漫画はとにかく尖ったキャラクターが多く、どれもこれもクセがかなり強いです。その中で必ず存在するのが、ものすごく普通のキャラクターです。
なぜ、めちゃくちゃ普通なキャラクターがギャグ漫画に必要なのか
ギャグ漫画なんだから笑わせればいいじゃない!って考えの人、間違ってません大当たりです。しかし、自分が放ったギャグで必ず笑ってくれるかどうかは読者次第なわけで難しいです。そこで登場するのがギャグとはかけ離れた普通の一般人キャラ。
最も読者に近い存在
そう、ギャグ漫画の世界で同じ目線に立てるキャラクターが必要なのです。
ギャグ漫画では突拍子もない不意打ち的なギャグで笑いを誘ったりしますが、その行動が突飛だったり異常だったり読者に感じてもらうには、同じように「異常だよこいつら!」とリアクションをとったりツッコミをするキャラクターが必要不可欠なのです。それこそが一般人であり、普通の見解の持ち主があるキャラクターです。
稲中卓球部というギャグ漫画がありますが、どいつもこいつもぶっ飛んでいます。しかし一部のキャラクターである竹田などは一般的で普通なキャラクターで読者の目線で異常を伝えてくれます。
波打つジェットコースターのような展開が必須
どの漫画にも必須のテクニックですが、なにも勾配のない鉄道の乗り物よりもアップダウンが激しいジェットコースターの方がスリリングで楽しめるということです。(日常系漫画などには当てはまらないことでもありますが・・・)
ギャグ漫画でも同じような事が言えて、常にぶっ飛んでいるとそれが日常となり普通な展開となってしまいます。いずれは飽きがきてしまうでしょう。
ファンタジー漫画と同じようにギャグ漫画も一見何でもありな世界観だと思われがちです。しかし、何でもありだと緊張感も笑いも起こりません。
そういったこともあり、メリハリをつけたり、読者目線でギャグを映し出すツッコミ役である地味な一般人キャラがギャグ漫画では必要不可欠なんです。
どうも、ぷ~です。
読者の目線になれるキャラクターはどの漫画でも必要ですね。シャーロック・ホームズのワトソン君もそうです。