それは罠!ファンタジー漫画を扱うのは実はかなり危険?!

ファンタジー漫画は、かなりの種類があり少年から少女まで幅広い人気のジャンルですよね。
しかし、ファンタジーを扱うのは非常に危険なんです。その理由をご紹介します。

ファンタジー漫画を描くのはめちゃくちゃ難しい

よくファンタジーなら描けそうなんていう人がいますが、ファンタジー漫画のハードルは実はかなり高いです。
自分自身も漫画を描き始めて間もない頃は、ファンタジーは知識もいらずに自由自在だし簡単そうなんて思ってましたが大間違いでした。

ファンタジーは何でもアリじゃない

ファンタジーと言えば魔法などを使って、何でもありな世界観ですが実は違います。

まず大きな課題となるのは世界を丸ごと1つ作り出さなければいけないということ。
現実世界とは全く違う価値観が必要であり、その世界だけのルールも必要になってきます。
一体、何ができて何ができないのか、そういった細かい設定を作り上げていかなければいけません。

何でもできてしまうのは危険

魔法などで何でもできてしまう世界は物語が進んでいくうえで非常に危険です。

何故なら、全てをできてしまう魔法があるのならば、主人公に試練や葛藤が生まれないため、平行線のストーリーとなり退屈になります。まさに工場のような、ベルトコンベアーから流れてくるものを処理しているだけのストーリーになってしまいます。

デメリットをしっかり設定する

魔法を使う上で必要になるリスクを設定することで主人公にドラマや弱点が生まれてきます。
何か特別なことができるからこそ何かを失う。ファンタジーだけではありませんが、こういった2面性を持たせることで面白みが増します。

例としてはワンピースの悪魔の実を食べてしまうと海を旅する海賊として致命的なカナヅチになってしまうこと、鋼の錬金術師では等価交換といった力を使うものだけが背負い込む苦しみなどが上げられます。

世界観の説明が非常に大変

ファンタジー漫画では、世界を丸々1つ創り出さなければいけないと言いました。
その世界はどんなところなのか、どんな生き物がいるのか、どんな人たちが暮らしているのか、秩序はどんなものか、そういったものを一つ一つ読者に理解させていかなければいけないため漫画の限られたページを大量に割かなければいけません。スターウォーズなんかは冒頭で世界観の説明の文章がズラ~っと流れてきます。

現実世界のことならば、読者自身が生きている場所なので説明するまでもないということです。

ここまで聞いてファンタジー漫画が簡単だと思う人はいないと思います。もし簡単だと思うのならば、まさにピッタリのジャンルと言えます!

どうも、ぷ~ちんです。

ちなみに自分はファンタジーすごい苦手です・・・。