絵が上手い人はとにかく描くのが速い!

「絵が上手い人は描くのが速い」漫画業界ではこんな風に言われてます。

なんかスピーディな人って雑なイメージが強かったりするけど、絵を描くとか職人技的な部分はこれとまったく逆だったりするんですよね。

イメージをそのまま描き起こせる

まず、絵が上手い人が爆速で絵を仕上げてしまう理由がこれです。十倍界王拳とかそういうのじゃないです。

僕の場合、絵を描く時を思い浮かべると、描きたい構図を考えアタリをとって細部を描き込んでいくといった感じ。足りない部分は写真や風景などを見たりして補っていきます。たぶん大概の人がこんな感じで漫画の絵を仕上げていってるんじゃないかな~と思ってます。

違いは必要としない過程の多さ

さっきの絵を描く段階で構図を思い浮かべるのは良いものの、ラフを描いていて上手く噛み合わない感じがしたり、パースが狂ってたりと色々な問題ができたりします。そのため作業の時間がすごくかかってしまったり・・・。なんていうのが有りがち。

でも、絵が上手い人にとっては、そのラフがイメージと違うとかパース狂いなどが少ないため、作業が爆速で進むというわけです。パースは絵のズレを補強するためのツールにすぎないので、本当に絵が上手い人にとっては不要なものだったりするのです。

実際の漫画家さん達のお話

MONSTERなどを描いている浦沢直樹先生の言葉を借りると「脳と右腕がつながる時があるんです」といった具合。イメージしたものがそのまま描き起こせてしまうというもの。しかし、めっちゃ絵の上手い浦沢直樹先生でさえ、そうなることは稀であり脳汁ブシャーものだそうです。さらなる上となると・・・アメコミ勢とかの画力はヤバイと思いますねぇ。

樹崎聖先生が執筆した漫画入門書には、デスノートの小畑健先生と若き頃に同じ現場のアシスタントになったという秘話があります。あまりの絵の上手さとスピードに心が折れそうになったそうな・・・。小畑健先生の漫画を読んで、誰もがめっちゃ絵うま!って感じると思います。コピックペンの魔術師なんて巷で呼ばれてたりしますしねw

と、まぁ絵が本当に上手い人はスピードも段違いというお話でした。僕自身アシスタントとして働いていた時に、絵が上手い人ほどサクサクと仕事をこなしてましたね。

自分は緻密に描いているから遅いんです!なんていう言い訳は、納期とかもあることですし使わないでおきましょう。

どうも、ぷ~ちんです。

自分はというと・・・絵も汚くて描くのもおせぇっすよ!