絵が上手ければ漫画家にはなれるが、それ故の悩みも・・・

今はあちこちで漫画を手にとって読むことができ、出版社も増えてきたため手塚治虫先生の頃のような漫画家はお金にならないというものがなくなりました。

連載することができずアルバイトをしながら生計を立てたり、アシスタントばかりでなかなか実らないということもあります。

が、昔よりも仕事が回ってきやすくはなっています。

絵が上手ければ仕事になる職業になりつつある漫画家

まず、絵が上手くて生計を立てられるものにイラストレーターがありますね。

漫画家も絵が上手ければ仕事をもらう上でとても有利になってきています。

作画担当という風潮

最近だと珍しくなくなった作画と原作が分かれている漫画。僕が思い浮かべる一番古いものだとあしたのジョーかな~。あの時代は相当珍しかったと思いますね。そもそも漫画は1人で描くものであり、アシスタントなんていう概念も昔はありませんでしたから。

時代は進み、作画と原作で分かれて描かれることが増えてきましたね。もう30%くらいの漫画は分かれてるんじゃないかな。

なので、ストーリーがいまいち苦手という人でも、絵が好きで得意であれば漫画家にはなれます。

コミカライズが増えてきている

アニメを漫画として発売するコミカライズも日本の文化ならではですね。クロスメディア展開などでゲームやアニメが漫画になるのも珍しくなく、年々増えてきています。

基本的に担当させられるのは、若手の絵が上手い漫画家さんです。一度連載という場を踏ませるという意味もあり若手に仕事を回すことが多いみたいですね。

絵を描くだけで自由はない

漫画家を目指している人の大半は自分の漫画作品を描きたいと思っていると僕は勝手に考えています。作画やコミカライズは確かに仕事にはなりますが、自身の情熱を注いだ漫画作品ではないため、絵を描くのが本当に好きという人にしかこなせない仕事だとも思ってます。考えを訴えるものは絵ではなく物語ですし、僕的にはそのテーマを伝えるためのツールが絵であり漫画です。とは言うものの、表紙買いとかしたことある人も多いだろうし、画力は最初に手に取ってもらう、売っていく、読んでもらうにはとても重要な要素ではありますよね。

作画は原作の人とパートナー的な立場であればアイデアなどを盛り込めますが、コミカライズに関しては編集部が仕事をもらっているようなものなので、本当に変なことができません。顧客が文句を言ったら終わりなのです。僕の知っている話しだと、某人気アクションゲームのコミカライズで、ゲームに登場しない必殺技を使ったら怒られて描き直しさせられたなんていうエピソードがあります。ドラゴンクエストとかは確かギガスラッシュを漫画から逆輸入したという話しも聞きますし、漫画を描く立場の事を考えてもう少し柔軟になってもらいたいものだけど、相手側にも譲れないこだわりがあるので仕方ないですね。

ここらへんの仕事への割り切り方は難しいですね。修業の場と考えるべきですが、認められなければ一度も自分の作品を描くチャンスがなく終わってしまいます。

どうも、ぷ~ちんです。

読者の目が肥えてきてしまって、現在ではかなりの画力が求められていると思うのです。画力ない勢は個性的な絵で勝負していきたいところ。