映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険を見た感想は矛盾が多いなということ




ドラえもんの映画って名作が多くて面白いものが豊富ですよね。映画館で見ることはほとんどないけど、レンタルとかアマゾンプライムとかで大人になった今でも見ます。それでアマゾンプライムで映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険が無料で視聴できるので見てみました。

※ネタバレあるのでご注意下さい。

序盤はすごく面白い

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険を見ていて、序盤はすごく面白くて惹き込まれました。最近のドラえもん映画じゃ相当アタリだったんじゃないかな。多くの人も高評価をつけているのも納得でしたね。

タイムトラベルが物語の主軸となっていて、序盤は謎めいた感じで惹き込まれますが、中盤あたりから物語の謎が解明されてくると「ん?矛盾してね?おかしくない?」という場面が出てきます。タイムトラベルを扱う物語の難しさを物語っているな~と感じました。

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険のあらすじ

とりあえずいつものようにのび太がワガママを言って、ドラえもんがそれに答えるといった感じで、氷山へ行って未来の道具で遊園地を作るが、崩落事故があって不思議なリングを見つけることで物語が始まります。

遊園地2人で作るとかすげーなとか、崩壊でのび太が死にかけるとか色々ツッコミどころ満載ではあるけど、アニメだしこれくらい派手な方が面白いですよね。

不思議なリングを調べると10万年前の南極のもので、アトランティスの財宝とか宇宙人の存在などが浮き上がってきてみんな冒険モードに。もう一度南極に戻って過去へとタイムスリップします。ここらへん、ドラえもんの道具のオンパレードで結構楽しい。

リングを見つけた場所から過去に行ったのび太たちはドラえもんの石像や変なマンモスであるパオパオと出会い、本作のヒロインのカーラ(声優が釘宮理恵でかわいい)とも出会う。

ヒョーガヒョーガ星人であること、星が氷漬けにされて元に戻す方法を探すために地球へきたことなどが明かされていく。

そういったバックボーンが明かされていき、この映画で一体何が起きているかがわかります。科学的なアプローチもあって、10億年前に地球も同じく氷漬けにされた事実があったというのも面白かった。

で、この氷漬けにするものが古代兵器のブリザーガ。実はこのブリザーガを封印していたのが不思議なリングで、それを取ってしまったために戻さないとブリザーガが動き出して世界を氷漬けにしてしまうので頑張って戻すというもの。

長くなったけど、大まかな物語の流れはこんな感じですね。

物語の矛盾点について

では僕が映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険を見ていて感じた矛盾を書いていきます。主にタイムトラベルが原因ですが・・・。

パオパオが同一の存在だったこと

最初、現代の南極でパオパオを見つけ何故かのび太とドラえもんになついています。耳に穴が空いているのが特徴的ですが、これはクライマックスでブリザーガの攻撃で負傷したもの。

実はカーラが乗っていた黄色のパオパオと同一の存在だったというのが明かされます。

ここで「あれ?」と思う。パオパオの二匹が顔合わせていたよな・・・と。人の言葉を理解していたり、のび太たちの顔がわかったりしているから知能が高そうな生き物なんだけど、自分と同じ存在が目の前にいて全然不思議そうな顔しないんですよね。それに色を黄色から青に変えているのも、無理矢理別の存在へと視聴者をミスリードしていて嫌らしさを感じてしまいました。

ドラえもんでは、同じ世界線に同一の存在がいることが許されている設定なのでアリなんですが、目の前にして何もおかしいと思わないのはどうなんだろう・・・。

1番ヤバイと思ったのはリングを戻したこと

物語がクライマックスに向かって、地球が氷漬けになってしまうとみんな焦りますが、1つ問題が出てきます。

そもそものび太たちがいる現代はリングをはめてブリザーガを封印した世界ではなく、暴れまわり氷漬けにした後の世界ということ。だって、外れているリングをのび太が現代で拾ったんですもの。10億年前に氷漬けにされ生命が生まれはしましたが、10万年前も同じく氷漬けにされているという事実を曲げてしまったのではないか・・・。

なので、ここでのび太たちが一生懸命頑張ってブリザーガを封印しようとしていることは一体何の意味があるんだろうと思ってしまい。クライマックスを腑抜けた気持ちで見ていました。

しかも、ブリザーガは世界を氷漬けにしますが、実はこれは悪いことではなく、その後に劇的な進化を遂げて緑豊かな世界へと変貌するのです。と、言うことは、ここでのび太たちがブリザーガを封印してしまったら生命の進化の妨げになってしまうのではないでしょうか。のび太たちの存在自体が危うくなってしまうのではないでしょうか。そんなことばっかり頭を巡らせながら、普通に何の変哲もない現代に戻ったのび太たちを見て違和感をすごく感じました。

ブリザーガを封印するリングを持ってカーラの故郷へ行くとか、そもそも地球じゃなくてカーラの惑星が舞台だったら理解できました。

のび太たちは、何の意味もないことのために命を賭けて頑張っていると思うと滑稽でしかたなく、この矛盾点だけがどうしても引っかかってしょうがなかったです。

というわけで、映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険は惹き込み方は面白いけど、物語としては破綻しているなというのが僕の意見です。タイムトラベルを組み込む作品はやっぱり矛盾なく精巧に作り上げるのは難しいんだなと感じました。その点、シュタインズゲートはすごかった・・・。

どうも、ぷ~ちんです。

最近は、大人でも楽しめるドラえもん映画ではなくなってきている気がしますね。久しぶりに面白いなと思っていたからこそ、個人的にショックも大きかったです。




4 件のコメント

  • すみません、ちょっと違うかなーという部分があるので書き込みします。

    リングを戻してしまったら現代に影響が…とおっしゃっておられますが、
    まず、地球が氷に覆われそれが溶け、大規模な生命の誕生が起きたのは億年単位で前です。
    今回の舞台は10万年前の南極であり、既に生命は誕生しています(ネアンデルタール人の頃でしょうか)
    むしろリングを戻せなければブリザーガにより地球が凍ってしまい、歴史が変わり、のび太たちの存在はなくなるでしょう

    そして最後に二人で戻したリングは、10万年後のび太が見つけたリングです。
    カーラたちが一番最初に抜いてしまったリングは水路に落ちてしまったまま、のび太たちがブリザーガを倒した瞬間も水路を流れその後凍り、10万年後にのび太が流氷の下で見つけるのです。
    ループのような感じになりますね。

    長文失礼しました。

    • 生命の誕生が10億年前というのは記述漏れでしたすみません><

      10億年前にものび太たちの地球も氷漬けにされて溶けて生命が誕生した。
      そして、10万年前にカーラがリングを抜いて落としてしまった。
      はめられていないからブリザーガが動いた世界。
      はめることで歴史を大きく変えてしまっていて、タイムパトロールに逮捕されちゃう・・・というのが今回の記事で僕が感じたものでした。

      確かにあむなさんの言う通りループと考えれば、のび太が拾って戻すことで筋は通り、そもそも氷漬けにされていない世界が本来の姿となりますね。
      ドラえもんでは、タイムマシンによって未来現在過去が常に入り混じっている設定か、と、あむなさんから意見を頂いて思いました。
      でも、ラストでリングは灰になってしまっていたと思います。

      この度は、とてもドラえもん愛を感じることができるコメントありがとうございました!

  • こんにちは。
    ん〜。いろいろと矛盾点を指摘されていますが,私が1番矛盾を感じたのはしょっぱな。
    ドラミちゃんとの電話ですね。
    今週,氷難の相がでているって。。。
    いや,ドラミちゃん未来から電話しているんだから占うより数日後の兄に電話すれば・・・

    まあ,これは今に始まった矛盾ではありませんが。
    ですので,矛盾を突き出すときりがないのがドラえもんということで矛盾点を包括して楽しむのがドラえもんの楽しみ方のような気もします。

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