自分が描きたい漫画の主人公をどう伝えていくのかを考える前に、どの読者をターゲットにしたいのかをはっきりさせておく必要があるのです。
読者層が違うと漫画に感情移入してもらえない
主人公は漫画を読んでいる読者の目となるキャラクターであり、なんだかんだ無意識のうちに自分自身を重ねてしまうもの。
なので、主人公の行動や考えが読者とマッチしなかったら漫画を読んでくれないというわけ。
年齢層や性別などを考える
どれくらいの年齢の人で男なのか女なのかというのを意識すると、どんな主人公にすればいいのかというのが見えてくる。
ここらへんは漫画を読んできた自分の経緯を思い浮かべるとわかりやすいですね。
僕の場合は小学校低学年はコロコロコミック、小学校高学年や中学生ではジャンプにサンデー、中学3年くらいからヤングジャンプといった感じ。
逆に女の子だと少女漫画を読んでいた子が多かったんじゃないかなと。
人間はより近い存在に感情移入する
感情移入の例を上げていきます。
- 目の前に蚊が飛んでて邪魔だと思い殺す
- 川でたくさんの魚が死んでいる
- 道端でネコが死んでいる
- 人間が交通事故にあったところを見てしまった
たぶん人間が事故にあった瞬間を見た場合が一番ショッキングだと思う。他は死んでいたり、蚊に至っては人間の手によって殺されているのにです。
いやいや、道端でネコが死んでいるのが一番ショックという人は、人間よりもネコに感情移入しやすい人なのでしょう。
虫⇒魚⇒哺乳類⇒人間といった感じに、人間はより近い存在に感情移入するものです。
なので、人間からさらに焦点を絞るのであれば、年齢や性別といったものになってくる。
男の子の子供が憧れそうな主人公、女の子と同じような悩みを抱える主人公、そういった要素も考えて漫画のキャラクターを設定していく必要があるのだと僕は思う。

どうも、ぷ~です。
ビジネスでもそうだけど、どういった人に読んでもらうのかというのを考えて漫画を描くのは大事だと思います。