キャラクターのバックボーンを設定して漫画にリアリティを与えよう




漫画において欠かせない存在なのがキャラクター。物語を動かしていく上で必要不可欠で読者が漫画を好きになる要因でもある。

そんなキャラクターがどんな人生を歩んできたのかを考えることについて話していこうと思います。

キャラクターを1人の人間と考えることが大事

バックボーンは結構業界で使われる言葉で、そのキャラクターがどういう人生を歩んできたのかというもの。これは内面的なキャラクターデザインであり、個人的には外見よりも100倍くらい重要だと思う。内面が決まれば選ぶ服や髪型などの外見も決まってくるもの。

どんな人間だって過去がある

例えば16歳の青年がいたとして、その子にも生まれたばかりの時や幼稚園に通っていた時、中学で陸上をやっていたなんていう経歴があるはずなのです。

この部分がおろそかになるとキャラクターがブレやすくなり、漫画のストーリーにおいても矛盾が発生する危険があるのです。

もし、影のあるキャラクターがいたとして、バックボーンが何もなければ、ただの中二病で演じてるだけになる。

逆に、虐待などがあった場合などは、そうやって心に闇ができてしまったんだと読者は感じ取れるわけです。

ざっくりでもいいから決めておく

ものすごく細かく設定するに越したことはないんだけども、それだと漫画作成に時間がかかってしまうのが難点。

なので、ある程度区切りをつけてバックボーンを決めていくのが良いんじゃないかなと思います。

数年ごとに区切る

例えば0~10歳までの間に何があったのかなどがこれ。生まれて月日が経つ中でどういった事があったのかを決めていく。

  • 幼稚園に通い、やや控えめで積木遊びが好きでモノ作りに興味があった。運動は苦手であまり外では遊ばない子だった。
  • 小学校では科学に興味を持ち自由研究で賞を受賞。体育の成績は悪いが、パソコンに興味を示し始める。
  • 中学生では、いじめの対象となり酷い仕打ちを受け、直接な人間関係よりもネット世界に入り浸るようになり不登校になる。

みたいな感じで、数年ごとにキャラクターが体験したことや変化を考えていくもの。

イベントごとに区切る

こちらは過去にあった重要な出来事をピックアップしていくもの。

  • 5歳のころに母親が事故で死亡してしまい、父親は荒れに荒れてしまった。
  • 12歳の時に父親からの暴力に耐えかね刺殺し、街を立ち去る。
  • 20歳の時に身分を偽りながら生きていたところ女性と恋に落ちる。
  • 25歳で結婚し子供が生まれるが同じく妻を亡くしてしまう。

といったように、変化してしまった時ごとにあげていく方法。

バックボーンが決まっていると現在も生きてくる

過去があれば未来を作りやすいです。現在進行系で動いている漫画のストーリーの大きな手助けとなること間違い無し。

変えられない過去があるからこそ、キャラクターの現在が決まってくるもの。

さっき例に上げたDVで父親を殺した主人公であれば、皮肉にも自分が父親と同じになりつつあり過去の殺人と向き合っていくみたいな感じでしょうか。

過去があるからこそ何か変えていかなければいけないものがあったり、問題のある過去を少しずつ読者に伝えていくなんていう演出もできますしね。

キャラクターの設定が決まると自ずとストーリーができる

キャラクターが勝手に動いてストーリーを展開させる、なんていう言い方がされるけど、バックボーンや性格、思想や目的が決まると自然とストーリーができあがってしまう。

これが個人的には結構大変で、僕はストーリーを作ってから適役となるキャラクターを当てはめてた。担当さんからはキャラの作り込みが足りない、薄い、と言われ続け、何度も試行錯誤していくうちにようやくキャラクター作りの真髄がわかったのが今の記事。

ものすごく詳細に決める作家さんもいる

漫画家ではないのだけれども、ミステリー小説家の松岡圭祐さんという人がいる。千里眼シリーズとかでかなり有名かと。

松岡さんは、ストーリーを作るのではなく人物を徹底的に作り込むのだという。

生まれてからどう生きてきたかはもちろんのこと。どの学校に通いどこの公園で遊んだとか、小学生のころの友達の名前や遊び、好きな食べ物や苦手なもの、外見、そういったものを事細かく設定し、1人の人生を作るところから始めるそうです。

まさにこのキャラクターのことなら何でも知ってるぞというレベル。設定資料が大体10枚以上になるんだとか。で、そういった濃いキャラクターたちが数十人集まってきたら、資料を見ながら気に入ったキャラクターを選び、ストーリーを考えるのではなく、キャラクターのことを思い浮かべることで物語を作っていくとのこと。

この話を聞いた時、世の中にはやっぱり自分なりの物語の作り方というものがあるんだなと感じた。

キャラクターの設定にこだわりすぎると・・・

個人的に思うのが、キャラクターの設定にこだわりすぎるとストーリー性のないものが生まれてきてしまう危険があること。

あんまり萌えとか好きじゃないんだけど、あれって内容がないものですよね。キャラクターの可愛さや設定だけを追求しただけのものだと思うんですよ。理解できてない僕がバーローなのかもしれないけど、個人的にはそんな印象。

なので、ある程度ストーリーがあり、その中でどうキャラクターが行動していくのかいうのが大事なんじゃないかな~と。

僕は元々ストーリーメインで組んできたので、今はそこにキャラクターの設定も反映させ、混ざった感じの作り方をしてます。

矛盾や弱いと感じさせない自分だけの漫画作りの参考になればと思います。

どうも、ぷ~ちんです。

キャラクターも生きているので過去があります。隅から隅まで知っているくらい愛を持って作っていきたいですね。




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