ドラマ化とかされて話題になっている漫画「ぼくたちがやりました」ですが、今更ながら読んでみました。ドラマは知らないけど漫画は個人的にすごい面白かったですね。ただだいぶ人を選ぶ漫画かな~と。あ~ヤンマガっぽいって感じのストーリーでした。
基本鬱と人間の闇
とりあえず人間臭いです。醜い部分に焦点をやたら当てた漫画ですね。登場するキャラクターの9割がDQN。イタズラでやったことが大惨事を招いて人間関係とか精神がドロドロになっていくというのがメイン。
主人公のトビオはニヒルに構えててやる気がない良くいそうな不貞腐れた高校生といった感じで、事件後一番善悪で葛藤してるけど、保身に走ったり情けないといった感じ。でも、まぁ実際みんなああなるよな~ってところで感情移入しやすかったです個人的に。性の権化の伊佐美や悪の化身マル、お金でしかつながれないパイセンがメインで回っていきます。みんなキャラ濃すぎ。
たぶんヒロインたちだけ正常な人間なんじゃないかなw
人を選ぶ漫画だなーと思ったのはこの部分で、人間の醜さや鬱展開を楽しめる人じゃないと受け付けないかもしれない。
キャラクターメインのストーリー展開
「ぼくたちがやりました」ですが、とにかくキャラクター濃ゆいです。それ故にキャラクターの葛藤などがストーリーの柱になっていて、どれくらいこのキャラクターたちのことが好きになれるかという部分が重要。僕はみんな好きですよw
人間何かしら暗い部分は持っているので、あぁ~こいつらゴミだな~と思いながらも似た部分があるため感情移入しやすかったです。偽善、嘘、裏切り、どれも醜いもので信じがたい行為かもしれないけど、世の中生きていくためには使わざるを得ない場合も多々あると思うんですよ。それが社会だと思いますし。
最後の一コマがだいぶ物議を醸しているみたいで、意味不明という意見が多かったみたいですね。今まで葛藤していたトビオが爆発した時はめっちゃにやけていたっていうアレ。個人的にはアレが本性であって、社会とかで形成された理性などとぶつかっていたんじゃないかなーと思ってます。ああいうよくわからない終わり方をしたりすると、みんながみんな意見を述べたり、それぞれの考えなどが生まれてくるので成功したと思ってます。作者が読者に何かを思わせたくて入れたんでしょうし、話題になってみんな話してますからw
「ぼくたちがやりました」で学べたのは、人間の醜さに感情移入させることとラストの謎で読者を引っ張るといったところでしょうか。
僕は普通に面白くて一気に読み切っちゃいました。人間の醜さを見たい人におすすめの漫画ですね。

どうも、ぷ~ちんです。
何の前情報もなく読んだのでああいう漫画とは思いませんでした。誰か一人を殺しちゃってそれぞれが隠す~みたいなのイメージしてました。