アイデアを考え漫画作品へと形を変えていく3つのステップ

アイデアを考え、さらに漫画に形を変えていくのはとても大変な作業・・・。僕なりの手順、大事だと思う部分を記事にしてまとめました。

アイデアとは組み合わせることと悟ったり

まずはアイデアというものがどういったものかを語っちゃいます。個人的な意見だけどねw

アイデア=独創的で今までにないものという捉え方の人が多いと思うんだけど、それは天才がなし得る技だと僕は思うのです。この世の殆どが真似事のようなものだと思ってもらっていいかと。

僕の大好きなアーティストにマリリンマンソンという人がいるんだけど、彼はオリジナリティとは何かと聞かれた時に「自分の中にある影響を受けたものを組み合わせることだ」と言っています。

これは漫画などでも同じことだと思うんだよね。

自分の知識の中から組み合わせ、試行錯誤することで、面白そう!新しい!と感じるものがいつか生まれるはず。誰だって一度は、このストーリーは面白いぞ!と確信したことがあるはずだし、でなければ原稿に起こすまでの熱意は生まれなかったと思うのよ。

面白いと感じるものは不変的

まず、大昔から物語には鉄板ルールというものがあり、人間が面白いと感じるものは不変的なんだなと考える。

そこに新しい要素が加わるとしたら現代に生きる自分たちの環境などかな。1960年代にインターネットのサイバー戦争が・・・なんていう映画はなかったでしょう。

アイデアを生み出し作品へと変えていく3つのステップ

では、効率よくアイデアを考えていくのにはどういったことをすればいいのか順を追って紹介していきますぞ。

①:情報や資料を読み漁る

人間って経験からアイデアを生み出せるものだと思うんですよ。知識を蓄えておけば、それらをつなぎ合わせて作れるというわけです。

新聞やニュースで報道されている時事的な問題、専門分野に特化した情報、この2つを組み合わせることが大事だと僕は教わりました。

ニュースなどで凄惨な事件が起こると何かしら感じたことがあると思うんだよね。高橋ツトム先生のスカイハイという漫画は世の中のバカな事件による怒りから描いたと語っています。こういったアイデアの引き金になることがあるくらい情報収集というのは大事。

そして専門的な知識は、それらの漫画作品をよりリアルにするためのものです。火はなんで燃えるのか、雷はなぜ落ちるのか、警察はどう動くだとか、報道はどのようにされているだとか、鑑識捜査はこういうものだなど。

とにかく気になることなどをメモしたりしてまとめておくのがグッド。

最近はネットやアプリなど便利な時代ですから、ブックマークやエバーノートなどで色々整理できて楽ちんですね。

②:組み合わせを考える

ここでまたアイデアの組み合わせの話に戻ります。集めた情報からどう組み合わせるかを考えるのです。

この時、アイデアを書いたインデックスカード(四角い紙みたいな)を用意して、入れ替えたり、追加したり、削除したりすると、視覚的にハッキリ見えてわかりやすくなります。

③:何も考えない冷却期間を設ける

散々考えたアイデアを放置して熱を冷まします。そういったことから僕は冷却期間なんて呼んでます。

刀とかって熱して叩いて、冷却して、熱して・・・というのを繰り返して形ができていくものだと聞きました。

アイデアや漫画作品作りに置いてもこれが大事だと僕は思います。

恋愛じゃないですけど、熱している間って結構盲目だったりするんですよね。この冷却期間を設けることで頭が整理されて矛盾点や足りない部分、または新しいアイデアが生まれることもあります。

実はこれツァイガルニク効果と呼ばれるものなんです。切りの良いところでやめたりせずあえて切りの悪いもやもやするところでやめることで、自分が意識していない間に脳が勝手に考えてくれているというもの。これによってお風呂に入っている時なんかに急にアイデアが閃いたりするんですね。

気持ちは悪いですが、記憶に残りやすいので次のスタートも切りやすく、作業効率がアップするとも言われています。三食のご飯を覚えていてパッと言える人は少ないですが、気になる終わり方をしたドラマはしっかり覚えているものですよね。

この熱して冷やしてを繰り返すことで漫画作品として形がはっきりしてくるはずです。

どうも、ぷ~ちんです。

いくつもあるアイデアを、どうくっつけるか、どう切り離すか、そういったことを繰り返して一つのテーマを作っていき、漫画という作品が出来上がっていくものだと思ってます。