ストーリーは12ステップで階段を登るように展開されていく




これはボグラ-という研究者が提唱した神話の法則で、物語は12段階で展開されていくというものです。

12段階で展開されるストーリーと主人公の成長

物語は階段を登るように順々に展開されていきます。

どこを段飛ばしにしてスピーディに魅せるか、ゆっくりとした歩を進めじっくり魅せるか、それは作者自身の配分です。

12ステージという区切りを知っていれば、よりペースをコントロールしたり配分を考えやすいのではないかと思います。

①:日常

ストーリーの始めって基本的に長閑だったり平和な日常が描かれていますよね。主人公の暮らしぶりを伝えつつ、平穏を描いておくとこれから起きる特別な出来事に向けてのギャップにもなります。

②:冒険や事件

冒険へと一歩踏み出す事となるシーンです。人や事件などで主人公を動かそうとします。ここから物語が動き始めるというスタート地点と言えます。

③:拒絶

主人公が危機に直面し恐怖を感じる部分になります。変化を嫌ったり、冒険に出る勇気がなかったり、主人公は現実と向き合おうとしないシーンです。

④:導き手との出会い

冒険に出たはいいものの右も左もわからない主人公に師匠となる導き手との出会いをさせます。これから迫りくる危険などのために修行をさせたりして準備をさせます。また、案内やアドバイス、魔法のアイテムでサポートします。

⑤:第一関門

日常から一気に特別な世界へと進み、ストーリーとしてはわくわくしてくる部分になります。この始めの一歩で主人公を妨害する敵だったり葛藤を見せ戦わせます。ここで逃げ腰だった主人公は、逃げられないと悟り、自分の使命を成し遂げようと誓います。

⑥:試練と仲間と敵

まだ未熟な、この世界に慣れていない主人公に対して、いくつもの試練が襲いかかります。

この試練を通して主人公は成長し、仲間と出会い、世界のルールなどを目の当たりにし覚えていきます。主人公の目を通して、同時に読者にも伝わるので効果的です。

試練では、小悪党などの敵キャラクターだけでなく、今までいた世界のルールが通用しないなどの悩みや葛藤も試練と言えます。

⑦:危険な場所へ

主人公が探していたアイテムなどがある場所へとたどり着きます。今まで和やかだった雰囲気や日常に潜む可愛らしい危険とは違い、命まで落としてしまうような危険な香りがする雰囲気をまとわせます。

それは、洞窟に眠る宝剣だったり、魔王が待ち構える城だったり、犯人が潜む本拠地だったり、物語によって様々です。

主人公たちは計画し、待ち構える罠や敵を突破していき、求めるものへとひた走ります。計画が思い通りに行かず、イレギュラーが発生すると、読者はいい意味でストレスがたまりハラハラします。

⑧:一番の困難

ここでは、今までの試練とは比にならないくらいの壁が立ちはだかります。言うなれば山場です。最強の敵である魔王や犯人と戦います。

主人公が死にかけるなど最大のピンチが訪れながらもラスボスに打ち勝ち、大逆転するように仕向けて読者をカタルシス効果で興奮させます。

ここはまだクライマックスではありません。跳び箱を飛ぶためのジャンプ台のようなもので、後に迎える本当のクライマックスのための準備期間です。

⑨:報酬

最大の試練を乗り越えた主人公は、それに見合う何かを手に入れます。例えば魔王に捕らえられていた姫とか。

⑩:帰路に忍び寄る危機

報酬を持ち帰る途中でもう一度危険が忍び寄ります。

それは、⑧:一番の困難で倒したはずのラスボスです。

ここでは不意をつかれた主人公が魔の手から逃げたり、脱出するといったシーンにすることが多いです。

⑪:クライマックス

物語において最も重要な部分。主人公とラスボスがもう一度戦い、主人公をまたまた追い込むだけ追い込んで大逆転させるというカタルシスは鉄板。

しかし、勝利と同時に何かを失わなければいけません。仲間だったり、師匠から受け継いだ剣が折れたり、自分の命だったり、犠牲の上に勝利があることを描きます。

⑫:エンディング

主人公が特別な世界の冒険で手に入れた報酬を日常の世界へと持ち帰ります。

基本的には教訓や経験が多く、主人公の成長を感じさせます。特に冒険に旅立つ前に失敗したことを、成長後に同じ過ちを繰り返さないことで読者に成長を伝えることができます。ここらへんはバック・トゥ・ザ・フューチャーあたりがものすごくわかりやすいかなと思います。

最後のまとめ

少し小難しい感じになってしまいましたが、起承転結を細分化したようなものですね。

この神話の法則は、ドラえもんの映画を見ながら考えるとすごくわかりやすいんじゃないかなと僕は思いました。のび太くんが不思議な出会いをして新しい世界へと冒険に行き、様々な出会いをしながら成長していきます。

ドラえもんは幅広い年代に愛されているだけあって、基本的に構成が素晴らしいので子供の頃と違った角度で見てみると勉強になります。

どうも、ぷ~ちんです。

こういったストーリー構成のことを考えながら、作品を見ると自分の漫画を描くときに自然とそういう考え方ができると思うのです。




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